感染症と体調管理について

急に寒い日が増えてきました。体調を崩しやすい季節です。体調管理の基本は、バランスのよい食事、十分な睡眠・休養、適度な運動です。

  • ただいま流行中
    インフルエンザ感染が増え、学級閉鎖も出てきました。A型が主体です。新型コロナ感染は散見される程度です。ウイルス性胃腸炎は引き続き流行しています。百日咳・マイコプラズマといった「咳が長く続く感染症」の流行は継続しています。
  • バランスのよい食事とは
    体調管理の基本の一番目に「バランスのよい食事」をあげましたが、具体的なことについて書きます。朝食は抜かず、「~だけ」とならずに主食・主菜・副菜を合わせて取るようにします。
    東京都幼児むけ食事バランスガイド」を参考にするとよいでしょう。
    1日トータルとして、主菜の中で肉・魚・鶏肉、副菜の中で野菜・海藻・キノコ類を1品ずつ含めて食べることをお勧めします。牛乳・乳製品や果物もお勧めですが、摂り過ぎないようにしましょう。栄養士による栄養相談もできますので御相談ください。 
  • 子どもの睡眠不足
    小児科医の間で「子どもの睡眠不足」が話題になることが多くなってきました。推奨される睡眠時間は、1~2歳:11-14時間、3~5歳:10-13時間、小学生:9-12時間、中・高校生:8-10時間とされています。日本は諸外国と比べても睡眠時間が短く、厚生労働省の報告では、小・中学生の平均睡眠時間は推奨される睡眠時間を下回っています。
    子どもの睡眠不足は、成長の遅れや肥満といった身体的な影響だけでなく、情緒不安定、集中力や記憶力の低下精神的・知的な発達にも悪影響を及ぼします。御心配な方は御相談ください。