発熱時の対応

・首の横やわきの下を(冷たく冷やしたタオルや保冷剤で)冷やしましょう。

・水分を摂取しましょう。

・解熱剤は38.5度以上で、「眠れない」「食欲がない」といった際に使用します。
 6時間以上間隔をあけましょう。比較的元気なら必要ありません。


無理に解熱剤で熱を下げようとするより、発汗や食欲不振で不足している水分や塩分を補充してあげることが大切です。
一口ずつでよいので、こまめに水分補給してあげましょう。

飲むのは水や麦茶だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液がお勧めです。

手足が冷たいと体ごと毛布でくるめて受診される方がいますが、逆効果です。
「汗をかいて熱を下げる」のも、子どもは脱水になりやすいのでお勧めできません。


保湿の仕方

スキンケアの基本は(清潔+保湿)です。

特に汗でベタベタになった後は、よくあわだてた石鹸で洗い流し、すぐに保湿剤を塗るようにしましょう。
お風呂から上がったら、季節を問わず保湿する習慣にするのをお勧めします。

夏は液体やローションタイプ、冬は軟膏やローションを中心にするとよいでしょう。

赤くなって痒みを伴う場合は保湿のみでは不十分なことがありますので、ご相談ください。


喘息について

喘息とは、気道に慢性の炎症があり、発作性に気道が狭窄して咳や喘鳴、呼吸困難を繰り返す疾患です。

小児喘息ではアトピー型(アレルギー体質がある)が多く、血液検査でダニ等のIgF抗体が認められることが多いです。

感冒(ウィルス感染)をきっかけにゼイゼイ、ヒューヒューとした咳や呼吸となるのが典型的ですが、一度では診断がつかず総合的に診断します。
「風邪を引いたあとで咳が長引く」「夜~朝にかけて咳込んで眠りにくい」「走ると咳込む」といった症状がある場合は御相談ください。


待ち時間の短縮について

ご迷惑をおかけしております。
特に今年度は、コロナ禍の影響か複数のウィルス感染が同時に流行し、全国的に小児科受診が増えて問題になっています。

予約枠の設定を見直す等の対策をとり待ち時間の短縮に努めてまいります。
また、診療にあたる仲間の小児科医を募集しています。


成長痛

「成長痛」は病名というより、幼児期から思春期の成長期に起こる繰り返す下肢の痛みで、骨や関節の治療すべき病気を認めない場合の症状を呼び名です。

夜間や朝方に痛みを訴え、日中は痛みがないのが特徴です。

成長期に多い痛みなのですが、実際に骨が成長するための痛みではないようで原因はよくわかっていません。

特別な治療法はないのですが、手をあててあげたり、さすってあげると痛みがやわらぎます。
また湿布を貼ることも効果的です。



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