子どもがよく風邪をひく理由と、成長に大切なタンパク質

例年より早くインフルエンザの流行が始まっています。
ワクチン接種が始まりましたので御検討ください。

ただいま流行中

引き続きインフルエンザA型が流行しています。
下痢・嘔吐をともなうウイルス性胃腸炎の流行が続いています。
手足口病やヘルパンギーナもまだ認められます。

よくある質問から①「よく風邪をひくのですが、何か大きな病気があるのでは?」

非常に多い質問です。風邪はウイルス感染症の総称で、原因となるウイルスは沢山あり、繰り返し罹ることもあります。特に保育園や幼稚園といった集団生活が始まると、ウイルスに暴露される機会が増えるので、風邪をひくことが増えます。保護者も復職し始めた時期と重なり、休まざるをえなくなったりして負担感も増えて様々な疑問も湧いてきます。免疫学的に未熟な乳幼児期は、年に5-10回程度風邪を引くという報告もあります。医学用語ではありませんが、小児科医は「保育園行き始め症候群」と言ったりしています。特別なことではなく、感染を繰り返し経験することで免疫力がついて丈夫になっていきます。風邪をひくことは「体の免疫の勉強」だと思うようにしましょう。

子どもの自分にアドバイスしたいこと③「もっとタンパク質をとろう」

低身長について相談を受けることが多くなりましたが、成長ホルモン治療の適応になるケースはまれです。前回は睡眠について書きましたが、身長を伸ばすには食事も大切です。タンパク質は年齢によって必要な目安が異なるのですが、おおよそ幼児で20-25g、小学校低学年で30-40g、高学年で40-50gです。グラム数だと分かりにくいですよね。納豆1パック50gで8g、卵1個で6g、牛乳200mlで6.8gです。全て食べて約21gですので、小学生だとまだ20gほど足りません。鶏胸肉だと100gで約22gですので、90g程度必要になります。結構大変ですよね。毎日必要量を満たさなくてもよいのですが、時々見直していただければと思います。実は私も、タンパク質の摂取量を意識したのは最近で、成人だと体重1kgあたり1gが目安なのですが、毎日納豆1パックと卵1個食べて十分だと思っていたら実は必要量の半分以下だと知り愕然としました。意識して食事を見直したら、活動的になった気がします。「子どもの頃から実践していれば、もっと体が大きくなっていただろうなあ。」と思っています。