子どものかゆみと朝シャワー/熱中症予防、冷やすべき部位

梅雨とはいえ、暑い日が続いています。
コラムでは、この時期の対策について書きました。

  • ただいま流行中
     
    手足口病・アデノウイルス感染症といった、「いわゆる夏風邪」が増えてきました。
     
    ウイルス性胃腸炎の流行は続いています。
     
    水痘に加えて、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)のお子さんが散見されるようになりました。

  • 朝シャワー(または入浴)のすすめ
     
    梅雨シーズンは汗で皮膚トラブルが増えます。
    汗の中に痒み(かゆみ)を引き起こす成分が含まれていて、引っ掻くことで更に炎症が長引きます。
     
    寝汗で朝から肌がベトベトしているようでしたら、朝シャワー(または入浴)をお勧めします。
    前日の残り湯を利用(自分はそうしています)しても結構です。
    軽く石鹸を付ける程度でよいので、時間もそれほどかかりません。タオルで拭きとった後はローション等で保湿ケアをします。
    さっぱりして気持ちがいいですよ。日中も汗をかいたら、ハンカチやポケットタオルで小まめに汗を拭きとるようにしましょう。

  • 熱中症対策
     
    頭痛、めまい、気分不快、大量の汗、吐き気」といった症状では熱中症を疑ってください。
    涼しい場所へ移動し、水分補給(経口補水液やスポーツ飲料)体を冷やすようにしましょう。
     
    身体のどこを冷やすと良い?
    これについて、効果的な部位がわかってきたので、ぜひ試してみてください。
    手の甲、足の裏、頬を冷やすと、首や脇の下よりも深部体温を下げる、とわかったのです。
    保冷剤にハンカチやタオルを巻きつけて押し当てます。
     
    暑い環境下では、ハンカチタオルを巻きつけた小さな保冷剤を握っていると熱中症予防にもなります。