「暑熱順化」って知っていますか？子どもにもあります。

高温多湿シーズン到来。
コラム内では、「暑熱順化」について解説しました。

ただいま流行中
　
百日咳、マイコプラズマといった「咳が長く続く感染症」が続いています。
　
ウィルス性胃腸炎の流行は継続しています。
　
水痘の報告が増えてきました。
「暑熱順化」って御存知ですか。
　
「暑熱順化」とは、体が暑さに慣れることです。
暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。
個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかりますので、本格的に暑くなる前から無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
　
具体的には、日常生活の中で意識的に運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせていきます。
暑熱順化すると低い体温でも汗をかきやすくなり、汗の量は増えます。
さらに皮膚の血流も増加することで熱が逃げやすくなり体温の上昇を防ぎます。
その結果、暑さに対して楽に過ごせるようになり、夏バテや、体のダルさを防ぐことができます。
　
子どもは「暑さによるダルさ、しんどさ」を訴えること少ないですが、「何となく元気がない」「スッキリ起きない」といったことで気づくようにしましょう。
暑さに慣れるまで無理しないことが大切です。

また、大人は子ども達より暑熱順化に時間かかりますので、御自愛ください。