日本小児科学会から提言「乳児のビタミンD欠乏」
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新緑のシーズン。
運動会やキャンプ、屋外で日を浴びることも大切です。
- ただいま流行中
百日咳感染増加がニュースになっていますが、江戸川区でも増えています。
(年長さんには、任意ですが3種混合ワクチンをお勧めします)
ウィルス性胃腸炎の流行が続いています。
新型コロナ、伝染性紅斑(りんご病)、マイコプラズマ感染症の流行も続いています。
手足口病や散見されるようになりました。 - 「乳児期のビタミンD欠乏の予防に対する提言」が日本小児科学会から出ました
生活や食事習慣の変化により、ビタミンD欠乏の乳児・学童が増加しています。
ビタミンD欠乏は、低カルシウム血症やビタミンD欠乏性くる病などの原因となり、日本小児科学会では以下の提言を出しました。
『乳児のビタミンD欠乏予防のためには、ライフステージに応じたビタミンD予防を目指した生活・食事習慣指導が重要であり、小児科医は啓発・教育活動を行う』
<具体的には>
◆適度の外気浴、外遊びを行い、紫外線防止のため過度の日焼け止めの使用を行わない。
◆離乳食の開始を遅らせることなく、カルシウムの適正な摂取を行う。
◆母乳栄養の乳児には、医師の指導のもと天然型ビタミンDの乳児用サプリメントの摂取を考慮する。
ビタミンDは日光紫外線照射による体内での生成に依存していると考えられていますが、「美白ブーム」で極端に日光照射を避けるため、特に女性の多くがビタミン不足の状態です。
都内では手が露出した状態で夏は15-30分、冬場は1時間程度で必要量のビタミンDを生成することができます。
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