クルミなど「ナッツ類」のアレルギーが急増しています。2023年 臨床調査結果より
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- クルミなど「ナッツ類」のアレルギーが急増しています。2023年 臨床調査結果より
もうすぐ新学期。色々と準備に忙しいかと思います。
予防接種も大切な準備の一つです。入園・入学前に済ませておきましょう。
- ただいま流行中
インフルエンザA型の流行は減ってきていますが、B型が少し増えてきました。
ウィルス性胃腸炎の流行が続いています。
新型コロナ、伝染性紅斑(りんご病)、マイコプラズマ感染症の流行も続いています。
水痘(みずぼうそう)が増えてきました。 - 食物アレルギー研究会の話題:特に木の実、落花生について
2023年の「即時型食物アレルギー全国モニタリング調査」の結果が報告されました。
ナッツアレルギーの増加が話題になっていたので御紹介します。
◆原因食物の第2位にクルミ、5位及び7位に落花生及びカシューナッツが入っていた。
◆年齢別新規発症の解析では、クルミは3-6歳及び7-17歳で1位である。
◆年齢別誤食例の解析では、クルミは3-6歳で3位、7-17歳で2位である。
ところで、木の実(ナッツ)と落花生(ピーナッツ)はよく一緒のグループにされることが多いので注意しましょう。
木の実(ナッツ)は文字通り「木に実る」のですが、落花生(ピーナッツ)は「土の下に実る」ますので、分けて考える必要があります。また落花生とピーナッツは同じです。
漢字で書くと「なるほど」と思ってもらえるのですが、「ピーナッツ」は名前に『ナッツ』が入っているため間違えられやすいです。
木の実(ナッツ)類のうち、特にクルミとカシューナッツによるアレルギーが増えてきています。
どちらも、最近20年で輸入量が倍以上に増え食べる機会が多くなったことが原因考えられます。
アナフィラキシーで救急搬送されることもあります。牛乳や卵と異なり、初めて「食べ」症状が出るパターン多いのも注意が必要です。
タンパク質の交差抗原性により、クルミはペカンに、カシューナッツはピスタチオにもアレルギー反応を起こすと考えられます。
対策としては、乳児期に卵や牛乳のアレルギーがありアトピー性皮膚炎があるお子さんは、1歳過ぎに(できればアレルギー検査をしてから)少しずつ食べていくことが提案されています。
御心配な方はご相談ください。
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