火災の際、子どもは『2分』で避難を
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新年明けましておめでとうございます。
健康第一に、皆様ご家族にとって実り多い年にしましょう。
- ただいま流行中
インフルエンザ感染症の流行が続いています。A型がメインですが、B型も出てきました。また、A型に2回目感染する方もいますのでご注意ください。
伝染性紅斑(りんご病)、マイコプラズマ感染症、ウィルス性胃腸炎、手足口病の流行も続いています。 - 思わぬ火災に気をつけましょう
乾燥する冬の季節は、火災に関する報道が増えます。
小児科学会ホームページの「子どもの予防可能な傷害と対策」の中で以下のような注意喚起がされているので御紹介します。
◆~火の元と安全~
私たちにとって身近で危険な火災は、住宅火災です。
火災の原因は「タバコ」が最多 (9%) ですが、「火あそび」による火災も発生しています。
火災に巻き込まれた場合、火災報知器がなってから安全に逃げることができるのは2分間と言われています。
そのため、火災報知器を設置し、2分間で避難できるよう、日頃から確認しておきましょう。
◆応急処置のポイント
火災に巻き込まれた場合、 軽症と思われても気道熱傷(空気の通り道のやけど)を起こしている可能性があります。
速やかに医療機関を受診しましょう。
◆家庭での事故予防のポイント
・火災の原因の第一位はタバコです 子どもにはタバコの危険性を伝えましょう。
・ライター、マッチなどは子どもが興味を持って触ることがあります。手の届かないところで保管しましょう。
・ガスコンロや暖房器具の周囲には燃えやすいものは置かないようにしましょう。
・火災報知器を設置し、 定期的に子どもと一緒に 作動テストをしましょう。
・火災報知器が鳴った後、2分間で避難ができるかどうか、子どもと一緒に確認しましょう。
◆実際にあった事例
8歳男児、6歳女児の兄弟がキャンプ場の2ルームテントの入口でバーベキューコンロを用いて調理したのち、頭痛・意識消失を生じ医療機関を受診。一酸化炭素中毒と診断された。
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