思春期の子どもにとって「話しやすい親」になる方法
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暖冬とはいえ、寒い日も増えてきました。インフルエンザを始め、感染症のシーズンです。予防の第一は、睡眠・栄養・運動を基本とした規則正しい生活です。
- ただいま流行中
インフルエンザ感染症が流行してきました。
マイコプラズマ感染症、ウィルス性胃腸炎の流行が続いています。
手足口病の再流行もまだ継続しています。小学生の感染も多いです。 - 思春期のお子さんの保護者に知って欲しいこと
「不登校の小中学生、全国で初の30万人超。コロナ禍以降で15万人増」という報道がありました。
わんぱくクリニックにも、週に数名は不登校の相談があります。
私は「不登校の専門では無い」とはいえ、いただいた相談に少しでも良いお答えができるようにと、日本小児科医会の「子どもの心 相談医」の資格を取得し、先日カウンセリング実習を受けてきました。
<思春期の子どもの保護者に知って欲しいこと>
◆思春期は脳が発展途上であり、脆弱である。
→ほめても叱っても脅しても、効果はあまりない
◆思春期は心身のリスクがとても高い。
→「様子がおかしい」と思ったら、できるだけ早めに本人と話す
◆親が行動の見本となる。
→楽しく働く
健康的な生活(食事、睡眠、メディア使用)
物質を使用しない(ニコチン、過剰なアルコール)
◆「本人としっかり話す」ことができる親子関係であることが重要。
→「話しやすい親」でいる
「困ったら、外に助けを求められる親」でいる
「課題を分けられる親」でいる(子どもの課題を親が取らない)
◆「話しやすい親」とは?
→指示しない
警告しない
批判しない
判断しない
提案しない
自分が親として反省することも多いのですが、相談へ来られた方へのカウンセリングに活かしていこうと思います。
皆様も参考にしていただければ幸いです。
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