子どもの転倒「家庭での予防法」「すぐ病院に行くべき症状」
- タムスわんぱくクリニック小岩
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新緑の季節になりました。
行楽に行くときは怪我や事故にも十分気をつけて、楽しい思い出をたくさん作りましょう。
- ただいま流行中
RSウィルス感染が増えてきています。特効薬はないのですが、乳児では重症化することがあり要注意です。
1歳以上の幼児では通常「風邪」として対応し、保険でも抗原検査が認められていません。当院では、症状により必要性が高いと判断した場合のみ検査するようにしています。減っている印象がありますが、ウィルス性胃腸炎、溶連菌感染症、アデノウィルス(咽頭結膜熱)も引き続き認められています。
インフルエンザおよびコロナ感染症の流行はピークを過ぎました。
- すぎ舌下免疫療法
GW明けにはスギ花粉症はピークを越えます。
スギ花粉症に対する舌下免疫療法を御希望の方は6月以降から開始できますので御相談ください。(治療薬の生産が需要に追い付かないため、開始時期をお待ちいただくかもしれません。)
- 転倒について
子どもの転倒は、つかまり立ちができるようになる生後10ヵ月頃から始まり、一人で歩けるようになる1歳台でピークになります。子どもは重心が高く、相対的に頭が大きいために転倒しやすく、低年齢ほど頭をケガしやすいです。★対応のポイント
「直ちに医療機関、あるいは救急車を呼ぶ」べき症状
・意識がおかしい(興奮、眠りがち、反応が鈍い、同じことを何度も言う)。
・けいれんしている。
・嘔吐や強い頭痛がある。
・お腹を強く痛がって、顔色が悪い時。
・肩で息をするように苦しそう、呼吸が浅い。★家庭での事故・傷害予防ポイント
・自宅の中で、つまずきやすい場所や物がないようにしましょう。
・自転車やキックスクーターなどの乗り物を使用するときは、ヘルメット、肘・膝当てをして乗りましょう。
・水筒などボリュームのある物を身に着けると、転倒した際にケガにつながりやすいです。たすきがけにしないことをお勧めします。
(7歳の男児で、首からさげていた水筒が地面とお腹の間に挟まり、みぞおちを強 打して膵臓を損傷し緊急手術となった例があります。)
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