「頭を打った時」「頭を打たない予防」

春一番も吹き、春の訪れを感じるようになりました。
寒暖差で体調を崩さないように、生活リズムは整えましょう。

  • ただいま流行中
    インフルエンザ(主にB型)およびコロナ感染症の流行はピークを過ぎたようです。

    ウィルス性胃腸炎、溶連菌感染症、アデノウィルス(咽頭結膜熱)の流行も引き続き認められていますが、やはり減ってきている印象があります。

    水痘感染の方を久しぶりに診ましたが、家族内感染(帯状疱疹から)のようです。

  • スギ花粉症がピーク
    スギ花粉の飛散がピークを迎えました。今年は(例年よりやや多い)とのこと。
    幼児でも、鼻水や目をこするといった症状がある場合は御相談下さい。

    根本的治療としての舌下免疫療法は5歳以上の方が対象となります。スギ花粉が終了した6月以降(~12月)に開始できます。小児だけでなく、ご家族の方にも対応いたしますので御相談ください。

  • 「頭を打ったとき」の対応

     <観察すること>
    下記をよく見てしてください。
     ・すぐに泣いたか、ぼんやりしていないか。
     ・吐き気や嘔吐、呼吸状態、瞳の大きさ、目や手足の動き。

     ★様子をみて良い場合
      ・すぐに泣きだし、その後は機嫌がよく食欲もある
      ・意識や目、手の動きに異常がなく、普段と変わりがない
       →3日以上何も症状が無ければ、安心してよいです

     ★すぐ医療機関へ
      ・何度も吐く
      ・意識が無いぼんやりして眠ってしまう
      ・呼吸が荒いいびきをかく
      ・打ったところだけでなく、頭全体を強く痛がる
      ・物が見えなかったり二重に見えたりする

    ◎家具の角にクッションテープを張る、階段に柵を付けたりといった「頭を打たない」予防対策も大切です。