家庭内感染と水平感染

寒さが本格的になってきましたね。冬への準備は色々とありますが、お子さんのワクチン接種も確認しましょう。インフルエンザワクチンだけでなく、定期接種で残っているワクチンはありませんか。判断に迷ったら、お気軽にご相談ください。コロナ禍だからといって、ワクチン接種を控えないようにお願いします。

冬はカゼのシーズンですが、感染する機会を減らす「三密を防ぐ」ことに加えて「免疫力を上げる」ことも大切です。十分に睡眠を確保し、バランスのよい食事を摂り、適度に運動することを心がけましょう。ストレスを減らすことにもつながります。

新型コロナウィルス感染症の報告が多くなっています。集団生活をしている場所での感染が気になると思いますが、ほとんどが家庭内感染となっています。保育園・幼稚園や小中学校で子供から感染する(水平感染と言います)ことは非常に少なく、子供から大人への感染も少ないことがわかってきました。感染を恐れて保育園・幼稚園や小中学校を閉鎖することは感染予防の面からは効果が少なく、かえって様々な面で子供たちへの悪影響があるとされています。実際に、コロナ禍が影響していると考えられる症状で受診されるお子さんが増えています。わんぱくクリニックでは、病気の診察だけでなくお子さんの気持ちに寄り添う存在でありたいと考えています。